アジアベテラン 9/13 バンコク観光2
バンコク観光2
9/14の朝9時30分の便で帰国します。ホテルのフロントで、何時に出れば良いか聞くと6時とのこと。 朝食の時間が6時からなので、ランチボックスを作ってもらうことにしました。 9/14は、フロントでランチボックスを受け取って空港に行くだけです。9/13は実質的にバンコク最終日です。この日の予定は二日前に決めています。「最初にワットアルンに行って、その後、アナンタサマーコム宮殿とヴィマンメーク宮殿に。その後、時間と元気があれば、国立博物館に、なければ、ワットサケットかワット・ベンチャマボーピットを見て、最後にサイアムあたりでお土産を買ってホテルに戻る予定です。 昨日同様、15時以降に雨が降りそうです。 一昨日同様、プルンチット駅でワンディパス(140バーツ)を購入、サイアム駅でシーロム線に乗り換え、サバーンタクシン駅へ。 サバーンタクシン駅で水上バス、チャオプラヤー・エクスプレスに乗ります。ワットアルン最寄りの船着場は一昨日に降りたター・チャンの一つ手前、ター・ティエーンで降ります。 ワットアルンの入場料50バーツ、 仏塔は修復工事位中で、上までは昇れませんでした。中国からの観光客が売店周辺に溢れていますが、仏塔にはそれほど人がいません。 本堂もゆっくり見てまわりましたが、1時間掛らず、見終わりました。 次の目的地、アナンタサマーコム宮殿とヴィマンメーク宮殿に向かうことにします。 再びチャオプラヤー・エクスプレスに乗って、テーウェートまで北上し、そこから2Km程度、歩く予定です。 ここまで、順調です。 船着場に戻ります。チケット売り場には、退屈そうな顔をしたおばさんがいます。おばさんの手元には50Bahtと書かれたチケットがあります。 50バーツを差し出しながらチケットを買おうとすると、どこまで行くか尋ねてきます。「テーウェート」と答えると、「ボートの中で払え」と 言います。私にチケットを売らない理由がよくわかりませんが、「ボートの中で買う」で別に問題ありません。次のボートは何時に来ますか?」と聞くと 「知らない。15分ごとにくるけどね。(I don't know.The boat runs every 15 minutes.)」と面倒くさそうに答えます。 ボートを待っていると、違う職員が「どこに行く?」と聞いてきます。同じような会話を繰り返すと、「そこでチケットを買え」とさっきのおばさんを指さします。先ほどは私の英語が通じなかったのかと思い直し、再び、おばさんのところに行きます。さっき以上に面倒くさそうに「どこに行く?」と来てきます。 今度は、スマホでヴィマンメーク宮殿の画像を見せながら、「ヴィマンメーク宮殿に行きたい。ボートでテーウェートまで行く」と答えます。 おばさんは「ヴィマンメーク宮殿はクローズしている」と言います。困惑していると、先ほどの人がやってきて「ロングテールに乗ったらどうだ?」と言ってきます。「●●はクローズしている」はバンコクでの詐欺の典型例と言われています。「ロングテール」も料金トラブルが多々あると聞いています。 このふたりは典型的な「そっち系の人」と判断しました。無視して、ボートが来たら乗ることにします。それにしても、ワットアルンの船着場のチケット売り場の係員が「そっち系の人」でいいのか?と思いながら、ボートを待ちます。船着場に15分以上、居たような気がしますが、ともあれ、ボートがきました。 先に乗った現地の方がボートの中でお金を払っています。「中で払う」は問題ないようです。ポケットに入れたままの50バーツ札を係員に渡します。これで問題ありません。仏頂面の詐欺師とはお別れです。・・・と思っていたら、お釣りを渡されました。「中で払え」の意味が分かりました。ター・ティエーンからテーウェートに行くには観光客用の50バーツのボートではなく現地の方も利用するすべての船着場に留まるボートに乗る必要がありました。
テーウェートに着きます。船着場から通りに出るとトゥクトゥクが数台並んでいます。ター・ティエーンでの一件もあり、若干、疲れを感じていたので一瞬、トゥクトゥクに乗ろうかと思いましたが、価格交渉する方が面倒と思い直し、歩くことにします。
王宮のチケットは500バーツでしたが「おまけ」がいろいろ付いています。
上記画像の下のチケットですが、購入日から7日間有効な「バンパイン宮殿」「サナムチャンドラ宮殿」もしくは「アナンタサマーコム宮殿」のいずれかに入場できるチケットが付いています。(後から思えばヴィマンメーク宮殿が対象になっていないことに事前に気が付くべきでした。)このチケットを持って「アナンタサマーコム宮殿」に行きます。 普段なら2km程度、歩くのはなんら問題ないのですが、この日は熱中症になってもおかしくない気温・天気です。 ヘロヘロになってどうにかアナンタサマーコム宮殿に着きます。 着きはしましたが・・・入口は逆側のようです。まだ歩きます。やっと入口に着きました。ここで愕然とします。 多数の中国からの観光客が溢れています。 イタい感じのバスから団体さんが続々降りてきます。 溢れかえる人の数からは1時間待ち程度は覚悟する必要があるかと思いました。おそらく中国観光客の定番コースにここが 入っているのでしょう。王宮にいた中国の団体さんがそのまま、移動してきたとしたら、王宮より遥かに狭いここでは当然、人があふれてしまいます。 実際は30分待ち程度だったかと思います。建物の中は撮影禁止、財布とハンカチ以外はロッカーに入れます。王宮のチケットはアナンタサマーコム宮殿のチケットと引き換える必要があります。知らずに並んでいましたが、チケット売り場に適切に誘導して頂き、チケット交換後スムーズに列に戻してもらえました。ここのスタッフは概して優秀です。周りの中国からの観光客は正直、勘弁してほしいと思いましたが、スタッフの皆さんの対応は心地良いです。やっと入口にたどり着きました。「どちらからいらっしゃいましたか?」と聞かれます。「日本から」と答えると日本語の音声ガイドを渡されました。中に入ると、見事な内装です。バンコクの観光地としてはそれほど人気が高くないのが不思議なほどです。息を呑む美しさです。残念ながら写真撮影禁止です。カメラ・スマホは持ち込み自体できません。中国人ガイドが私と展示物の間に割り込み、大声で説明を始めます。私の存在を無視した団体さんに囲まれます。気持ちが「息を呑む美しさ」から「●●なウザさ」に変わります。 ですが、私としては、「アナンタサマーコム宮殿」はお勧めです。大半の展示物は後ろに回って見ることができます。かの国の団体さんが来たら、後ろに回れば問題ありません。かの国のガイドさん+団体◆◆さんは繰り返し繰り返し押し寄せてきます。ですが、一定の間でやってきますので、「うざい」「静寂」「うざい」の繰り返しいなります。こちらは「裏に回る」「正面でゆっくり鑑賞」「裏に回る」でやり過ごせます。今回の遠征では多数の中国系の方と戦いました。その中には友人と呼べる方も複数います。私はけして中国の方が嫌いなわけではありません。ですがアナンタサマーコム宮殿んはステレオタイプの「中国人観光客そのもの」の皆さんが多数いらっしゃいます。 ともあれ、アナンタサマーコム宮殿を堪能しました。次はヴィマンメーク宮殿です。アナンタサマーコム宮殿は「派手」な宮殿ですがヴィマンメーク宮殿は「シック」な宮殿です。おそらく中国の方は少ないのでは・・と思います。(と言うか、自分に言い聞かせます。)すぐそこのはずです。ですが見当たりません。動物園の辺りをうろうろしますが見当たりません。周囲には政府機関が複数あり、警備に当たる軍人や警察官が複数います。警察官に声を掛けます。「ヴィマンメーク宮殿への行き方」を聞きますがイマイチ通じません。私以上に英語はイマイチのようです。見かねたように別の警察官が寄ってきます。流暢な英語を話されます。ヴィマンメーク宮殿への道を改めて尋ねると「クローズしている」とのこと。言われてみると確かに工事用のフェンスが道路を塞いでいます。 ここで、初めて気が着きました。「ワットアルンの船着場のおばさん」は一つも嘘をついておらず、事実だけを私に伝えていました。詐欺師ではなく、普通に愛想が悪いだけでした。。。。。。改めて、人をどこまで信用すべきか、難しいですね。ヴィマンメーク宮殿がクローズと教えてくれた警察官にしても、私を騙そうとした詐欺師であれば、私は騙されていたかもしれませんん。 ここまで当初予定より早く進捗しています。ですが想定外の疲労感、満載です。 ヴィマンメーク宮殿は諦め、アナンタサマーコム宮殿から徒歩圏の仏教寺院、ワット・ベンチャマボーピット通称大理石寺院に行くことにします。歩きます・・・・誰も歩いていません・・・・それほどの距離ではありません。ですが暑いです。・・・・・繰り返しになりますが、熱中症になってもおかしくない暑さです。歩いていないのは当然です、 ワット・ベンチャマボーピットに着きます。入場料は20バーツくらいだったと思います。
ここも美しい寺院です。 ゆっくり見て回ります。堪能しました。ですが堪能した結果、「もっと仏教寺院を見たい」ではなく、「仏教寺院はもういいか・・・」という気分になってきます。この時点で11時50分です。
一旦、サイアムに行って食事して、、お土産を買おうと思います。BTSのパヤータイ駅まで行きます。歩いていこうと思います。約2.5Kmです。ですが暑いです。数台のトゥクトゥクが止まっています。私が前を通っても、声をかけてくるわけでもありません。ボラれる心配は少なそうです。踵を返して私から声を掛けます。「パヤータイまでなんぼ?」「150」「マジっすかぁ?」「なんぼならいい?」「80?」「100!」予定調和ぽく100バーツになりました。
ドライバーさんはタイで会った人の中で一番、陽気です。「右は競馬場だぜぃ」とか話続けています。トゥクトゥクで風を受けて、少し元気になりました。パヤータイ駅のそばに、「スアン・パッカード宮殿」があることを思い出しました。「ヴィマンメーク宮殿」に行けなかった代わりに行くことにします。入場料は100バーツ。ここも貴重品以外はロッカーに入れるよう指示されます。複数の建物があり、屋外は撮影可、室内は撮影不可です。
受付の女性は感じの良い方です。「船着場のおばさん」とは大違い、懇切丁寧に注意事項等を教えてくれます。(もっとも、船着場のおばさんにとって、私の相手は仕事ではなく、受付さんに取っては私への説明は仕事です。)「どちらからいらっしゃいましたか?」と聞かれます。「日本から」と答えると日本語のパンフレットを渡されました。
それほど、感動することもなく・・・・。アナンタサマーコム宮殿のような混雑も一切なく・・・・、他の観光客は2人だけでした。 一通り廻って時刻は13時半、暑さで疲れ果てました。サイアムに向かいます。
サイアム
サイアムで食事をするところとお土産を探します。元々、タイ料理が好きなので、バンコクにいる間はタイ料理以外、食べる気にならず(セブンイレブンのおにぎりを除く)タイ料理屋を探します。イマイチ、美味しそうな見つかりません。暑かったこともあり、食べなくても良いかという気になり、先にお土産を探すことにします。今回のお土産は、こんな感じです。