フェンシングの小ネタ フェンシング用語
オペロン
皆さんはフェンシングスーツのズボンと言うか、ユニフォームのズボンと言うか、フェンシングパンツ・・ニッカーをオペロンって言いますか?私は言いません。ですが先日、高校生のフェンサーが「オペロン忘れたぁ~」と言ったのをたままた聞いて、とても驚きました。 ネットで検索してみると「フェンシングのズボンをオペロンと言う」と・・・一部のクラブや学校では定着しているようです。
複数の海外のフェンシング用品メーカーサイトを見たことのある人はお判りでしょうが、フェンシング用具の呼び方って以外にブレが大きいですよね。 で、オペロン(operon)は海外では一切、フェンシングパンツの意味では通じません。日本(の一部)だけで通じる言葉です。
では、なぜ、一部でオペロンと呼ばれているのでしょうか?答えはこちらに・・・・1995年の東京フェンサーズの価格表です。
10ページを開きます。「東レ オペロンストレッチ」・・・・
オペロンって当時のフェンシングスーツの素材の名称だったのです。
「東レ オペロンストレッチ」の前のフェンシングスーツは「厚手のコットン・伸縮性なし」でした。 その後、東レのストレッチ素材オペロンが採用されました。
(現在のFIE800N、CE350Nで使われているわけではありません。 2017年時点ではオペロンは「ライクラ」の商標名になっています。)
いずれにしろ、フェンシングスーツに採用されたストレッチ素材が「オペロン」でその後、一部で別の意味になったようです。
これがモノホンのオペロン・・・当時のニッカーです。
って画像ではわからいと思いますが現在のフェンシングスーツに比べると遥かに薄いです。
オペロンに関しては以上ですが・・・「1995年の東京フェンサーズの価格表 10ページ」にユニフォーム「普通型」「金太郎型」って意味わからないですよね?